●日本の十大家紋=鷹の羽紋の一例 
家紋入りネクタイ-丸に違い鷹の羽違い鷹の羽(ちいがいたかのは)/中輪に足付き違い鷹の羽(ちゅうわにあしつきちがいたかのは)/中輪に足付き細違い鷹の羽/ 中輪に陰違い鷹の羽(ちゅうわにかげちがいたかのは) /阿部鷹の羽/石持ち地抜き違い鷹の羽(こくもちじぬきちがいたかのは)/久世鷹の羽 /浅野鷹の羽 /芸州鷹の羽(げいしゅうたかのは) /高木鷹の羽/ 白川鷹の羽 /柳井鷹の羽(やないたかのは)/糸輪に班入り違い鷹の羽(いとわにふいりちがいたかのは)/ 陰陽違い鷹の羽(いんようちがいたかのは)/陰陽細違い鷹の羽/ 隅切り角に違い鷹の羽 (すみきりかくにちがいたかのは)/団仙に違い鷹の羽(だんせんにちがいたかのは)/並び鷹の羽/ 割り敷き鷹に並び鷹の羽 (わりしきたかにならびたかのは)/三つ違い鷹の羽/ 中輪に割り違い鷹の羽(ちゅうわにわりちがいたかのは)/丸に三つ鷹の羽/ 丸に覗き三枚鷹の羽(まるにのぞきさんまいたかのは)/丸に五つ鷹の羽/ 八つ鷹の羽車 /井上鷹の羽/石持ち地抜き八つ鷹の羽/班入り一つ鷹の羽巴(ふいりひとつたかのはともえ)/一つ折れ鷹の羽丸/ 割り鷹の羽/細抱き鷹の羽/抱き鷹の羽に釘抜き(だきたかのはにくぎぬき)/五つ鷹の羽丸に桔梗(いつつたかのはまるにききょう)/三つ折れ鷹の羽丸/五つ鷹の羽丸に違い鷹の羽(いつつたかのはまるにちがいたかのは)/割り浮線鷹の羽(わりふせんたかのは)/浮線鷹の羽/折れ鷹の羽/陰痩せ折れ鷹の羽(かげやせおれたかのは)/違い割り鷹の羽(ちがいわりたかのは)/二つ折れ鷹の羽(ふたつおれたかのは)/割り折れ鷹の羽菱/三つ反り鷹の羽(みつそりたかのは)/剣三つ折れ鷹の羽/鷹の羽井桁/鷹の羽蛇の目(たかのはじゃのめ)/中輪に飛び鷹(ちゅうわにとびたか)/使い鷹(つかいたか)/鷹の丸(たかのまる)/鷹の羽団扇(たかのはうちわ)/鷹の羽蝶(たかのはちょう)/変り鷹の羽蝶(かわりたかのはちょう)/
 
大空を悠々と飛翔する鷹を見て、古代人は空の王者の感を抱いたに違いない。宮廷の元旦の節会、即位式などで左右近衛の両陣に鷹の旗をたてるのは、権威の象徴としてであった。

本来「たか」という言葉には「高い」「猛々しい」「強い」といった意味がある。

鷹は他の鳥獣を襲って食らう猛禽である。その鷹を飼いならして狩猟に利用する鷹狩りは、古くから武人ばかりでなく公家たちの憧れの技芸となった。

そして鷹の羽は矢羽として最高の品とされた、そんな鷹が勇猛を身上とする武家に好まれないわけがない。

紋章に採用されたのは当然のことであった。
鷹の姿そのものを文様にした紋もわずかだが存在する。
「見聞諸家紋」に見える長谷川氏の「鷹に架」、「尾張武鑑」にある原氏の「かしに鷹」などがそれだ。それらは鷹の姿をリアルに描いている。ほかに羽を丸形に広げている「鷹丸」もある。

しかし、鷹の紋は羽だけを扱ったものが圧倒的に多い。

神社を鳥居で表し、寺院を卍で表すのと同様に鷹そのものを羽で表現しているのである。
江戸時代の紋帳になると長楕円の形にデフォルメされてものがほとんどだ。
ここにも家紋の進化の過程がうかげるのである。
武家の紋章にふさわしい鷹の羽紋は、江戸時代に大名の家紋として盛んにも用いられた。
広島藩主の浅野家の「芸州鷹の羽」は羽に渦巻があり、福山藩主の阿部氏や河内丹南藩主の高木氏の鷹の羽には斑点がつけられている。

その他、旗本まで含めると使用家は百二十三家に及ぶ。
赤穂事件で名高い浅野内匠頭の家紋の鷹の羽紋だが、赤穂浅野氏は広島浅野氏の分家だから当然である。
しかし本家と同じものは用いず本家の「渦巻き」に対して赤穂浅野氏は「斑入り鷹の羽」にしている。鷹の羽紋は形もバラエティに富んでいて、およそ六十種ある。縦に並べる「並び鷹の羽」は一枚、二枚、三枚、五枚の四種類あり、羽を交差させる「違い鷹の羽」には左重ね、右重ね、三枚違いの三種類がある。
丸形は「丸鷹の羽」と「抱き鷹の羽」の二種類、車形にも数の違う「鷹の羽車」がある。
その他、変形としては「鷹の羽団扇」「鷹の羽蝶」やほかの紋と組み合わせるなどもあって実に多彩だ
 

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