朝顔紋:ヒルガオ科の一年草で蔓は左巻き、夏、ラッパ状の大きな花をさかす。当時は種子を下剤や利
尿剤に用いたが、園芸品種に改良され発達した。家紋としては新しく、明治以降のものとされている。
麻紋:麻紋には、麻の葉の形を模した葉型のものと、六角形をもとにした星型とがあある。星型の文様は、鎌倉時代にすでに建築、染織、漆芸などに用いられ、これをつないで「麻の葉つなぎ」「麻の葉くずし」などと呼ばれる模様もできていた。
葦紋:イネ科の多年草本で水辺に自生する、高さ1~2メートル、葉は笹に似て秋、紫色の小花をつけた花穂を出す。節のある茎は簾に編む、模様としては戦国時代の鞍などに見られる。
楚々たる風情が古くから文人に好まれそこから紋章化されたと思われる。
粟紋:日本では太古から重要な食料となっていたらしく「万葉集」にも登場する、粟紋は稲紋に比べて種類が少なく古い紋帳には載っていない。
|