庵紋:庵とは、仮り小屋のこと、庵紋は、この庵を象った紋章である。
庵紋は庵だけで用いるよりも、庵の中に木瓜、鶴、文字などを入れたり、屋根の三角形を飾ったりすることが多い。
筏紋:筏紋は、筏に花をのせるのがふつうであり、一名を花筏紋ともいう。しかし、後に筏だけの紋もつくられたので、二者を区別することもある。
「花筏」は紋章としだけでなく文様としても好まれた。
錨紋:錨紋には、網のついたものとつかないものとがある。また錨の数によって「二つ錨」「三つ錨」「四つ錨」「二つ子持錨」などがある、変わり種では、錨を桐のように図案化した「錨桐」同じく、桜の形を模した「錨桜」団扇のような感じにした「団扇錨」などもある。
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